雪のアファンの森。
弥生池にも氷が張っています。
その氷の上に、点々と雪の模様が残っていました。
拡大した写真です。
これ、おそらくイタチの歩いた痕が模様になったものです。
シュカブラと呼んでいます。
シュカブラとは山岳用語で、雪面に風の影響などでついた波の模様(風紋、雪紋)のことを指す言葉で、固まった雪と風などで創られる紋様のことです。
凍った水面の上に、雪が積もり
その上をイタチが歩きました。
歩いた直後は、足跡は凹状に残りますね。
やがて、その積もっていた雪が風で飛ばされたり、溶けたりしますが、
足跡は多少なりとも踏み固めたれているので、
その部分だけが凸状に残される。
こんな風にして創られた「造形作品」なんです。
上の写真は先週の金曜日の写真ですが、今日はもうありませんでした。
今回は氷上でしたが、
雪上でもっと盛り上がった「作品」もまれに見られることがあります。
生き物の行き来する雪の森だからこそ出会える芸術です。
(事務局 河西)