【事務局日記】アファンの森のネズミ (続き)
事務局日記
1月21日のブログでアファン森のネズミの事を書きました。
その中で、麻布大学の高槻先生がアファンの森のネズミについて自身のブログで紹介
していくれている事を書いたのですが、このシリーズなんと1話~11話まで続きました。
ネズミの生態学的な話や、ここ数年世間一般で広く使われるようになった「生物多様性」
という言葉についても、フクロウとネズミの関係からわかりやすく解き明かしてくれています。
この中で、アファンの森に植えたコナラの苗木の根をかじって大きな被害を与えた犯人が
「ハタネズミ」である事を、解剖学的?な視点から特定してくれました。
このことは、私たちがアファンの森で若い苗木を育てる際の環境条件を考える
きっかけをくれました。
~高槻先生のブログから~
ネズミの話を終える前に、アファンの森で撮影したネズミの写真を少し紹介します。
【ヒメネズミ①】
ヒメネズミ。
森の中で生活しています。
左下のヒメグルミの殻の大きさが2~2.5センチ。
とても小さい
です。
【ヒメネズミ②】
形がコンピューターのマウスそのものですね。
木の上にいたのですが、私に驚いて地上の
枯れ葉に隠れたつもりらしいです。
【フクロウ?のペリット】
こちらは伐採後の草地で作業中に見つけたもの。
おそらくフクロウのペリットでしょう。
ペリットとは丸呑みした獲物の消化できない
体毛と骨をカタマリにして吐き出したものを言います。
【ペリットの中身】
そのペリットを毛と骨に分けたらガイコツが出てきました。
ネズミの頭骨です。
「ネズミを調べて何がわかるの?」
という質問にマジメ(真摯)に答えてくださった高槻先生と、
こんな素朴な問いかけをしてくれた方に、
この場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(事務局 堤)