【森の様子】 トンボのいる場所

事務局日記

 

 

この前の日曜日、別件で黒姫に来ていた水生生物の調査メンバーが、

水辺を飛んでいたトンボをとらえ、種名を確認しました。

 

 

 

        【コサナエ】

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サナエトンボ科。 

生態を調べると、

「羽化して間もない若い個体は水辺に近い樹林の林縁

や土手の草むらなどで生活する」とあります。

 

 

  

 

 

 

       【エゾイトトンボ】

110619_EzoItotonbo.JPG

 イトトンボ科。

「丘陵帯の低地や丘陵地、低山地の抽水植物が

繁茂する池沼や湿地などに生息する」のだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

    【クロスジギンヤンマ】

110619_KurosujiGinyanma.JPG

ヤンマ科。

「抽水植物、浮葉植物、沈水植物が茂る、やや小規模

の樹林が隣接した、あるいはそばにある池を好む」

 

 

 

 

 

 

 

こうしてトンボの「種類」とその「生態」を見ていくと、その場所の自然環境が見えてきます。

 

 

採取した弥生池とカワセミ池は周囲を木に囲まれて、

水の中にはヨシやコウホネなどの抽水植物が育っています。

池の水は小さな水路に注ぎ、ゆるやかな流れをつくっています。

 

       【水路】 

110624_Suiro.JPG

 

 

そんなに広くない範囲ですが、

多様な環境がそろっていて、

トンボにとっては居心地のいい場所のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(事務局 堤)

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