【財団の活動】フキの味
事務局日記
午後にフキ採りをしました。
山菜の蕗です。
もう7月に入り1週間も経っているので、柔らかいものはほとんど無さそうです。
少し薄暗い日陰になったところに行って、目ぼしいのを選び鎌で刈りとりました。
5月、6月のものと比べると
茎が透きとおった薄緑色をしていません。
少しにごったような濃いきみどり色です。
それでもなんとか食べられそうなのを選んで採りました。
刈ったフキはすぐに皮を剥いで
鍋の中の水に晒してアクを抜きます。
この皮剥き作業がけっこうな手間です。
しばらくすると鍋の水はほうじ茶のような茶色に変わり
少しずつアクが出てくるのがわかります。
特にこの季節のフキはアクが強いので何度か水をかえます。
この作業が終わると鍋のフキを薪ストーブにかけて煮ます。
さらにアクが出てくるのでお湯をかえますが、
アクが抜けないと苦くて食べられません。
かと言ってアクが抜けすぎると風味がなくなりおいしくありません。
加減が微妙なのです。
この苦味、薬効があるようで、
「山行って腹病んだらフキかじったもんだ」 と松木さん。
胃腸に良いようです。
皮剥きが終わるとアクの成分で指が
茶色に染まっていました。
なかなかきれいな色です。
日曜日の会員見学会には、おいしいフキの煮物を出せるといいのですが。
おなかの調子が良くなる、大人の味がするフキの煮物かも・・・。
(黒姫事務局 堤)