【森の様子】熊棚

事務局日記

130110_kumadana1.JPG先日、調査に同行した時の事。

鳥の調査なのですが、見られる鳥の数は少なくスノーシューで気持ち良く自然観察という気分。

そして、見上げた先にはたくさんの熊棚が見られました。

そんなに太くないナラの木の上の方まで登って、、、と感心。

この時期、周りの木々は落葉しているので熊棚がよく目立ちます。

 

これを見て、

はて? と疑問を感じませんか?

周りの木に葉ない。だけど、熊棚の枝には茶色くなった葉が付いている・・・131010_kumadana2.JPG

同じように落葉しないのか? と

 

なぜか?

 

それは、木が生きている証拠。

木は自らの意思で葉を落とすのです。時期が来ると葉を落とす命令が出るわけです。

ところが、その命令が出る前に折られてしまった場合どうなるか。

折られた枝の部分は死んでしまいます。

すると、葉を落とす命令は届きません。

よって、落葉前に折られた枝の葉は落ちないのです。

 

なにもなさそうに見えて、色々な発見もあります。

冬の森、面白いですよ。

 

(黒姫事務局 大澤)

 




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