朝晩は氷点下になる日もありますが、日中のアファンの森は日毎に春めいています。
日差しを浴びて雪はほとんど融け、雪の重みでぺったりとしていた地面からも緑が芽生えだしました。
雪解けを待ちかねていたかのように一斉に花開くアズマイチゲ。水辺にはリュウキンカ。
植物たちが森をあたたかい景色へと変えていきます。
鳥達もあちらこちらで鳴き交わし、ぐぜりと呼ばれる楽しげな声を聞かせてくれます。
姿を見せてくれたのはカシラダカ。
左上の写真がメスで、右下の写真がオスです。
羽根はもう夏羽へと変わっていました。
ここ数日、渡りも多く確認されているそうです。
無事に冬を越した彼らは、春の森で旅立つ準備を整え、もうじき北の繁殖地へと向かうのでしょうか。
(黒姫事務局 嶋本)
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