皮むき間伐やってみました!

事務局日記

森の入口に、作業の休憩用に手作りで建てた通称「松木小屋」。屋根には杉皮を使っていますが、劣化が進み、そろそろ葺き替えが必要でした。そして、この春、森の入口前に建てた倉庫は、内装の壁は自分たちで板を張る予定。

杉皮も必要、板も必要なのですが、加工ができるならアファンの木を活用したいですよね。

実は、倉庫には簡易製材機を設置して、木材加工作業も出来るようになったので、板材にすることが可能になりました。

ですので、以前から間伐を行ないたいと思っていたスギ林の木を使うことにしました。

5月から8月くらいが杉皮を剥がすには良い時期なので、伐倒して皮を剥ごうかとも思いましたが、皮むき間伐という方法を以前に聞いたことを思い出しました。

皮むき間伐は、木が立ったままの状態で樹皮をむき、立ち枯れをさせてから伐り倒す方法です。枝葉が付いた状態なので葉枯らし効果も期待できるかもしれませんよね。

立ったまま伐り倒す前に自然乾燥させるわけですから、伐り倒したときには水分が抜けていて軽くなり、搬出もしやすくなるそうです。

これは試してみようということで、まずは樹皮剥がし。ただの皮むき間伐であれば、剥がし方に気を使う必要はないのですが、今回は松木小屋の屋根に葺けるようするため、2mの長さで丁寧に剥がしました。

 

皮が剥かれたスギの立木の様子は何とも言えない風景になっていますが、秋の伐採の時、どうなっているか楽しみです?

綺麗に剥がした杉皮で、松木小屋の屋根の葺き替えも無事完了。

 

間伐するのが秋なので、板材ができるのはまだ先になりますが、今後は製材機によってアファンの森で間伐される木の活用も進みそうです。

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