巣箱掃除

調査研究

アファンの森は再生途中のまだ若い森なので、老木などの木の穴を利用する小鳥たちのために、また、アファンで繁殖する小鳥を調査するために巣箱をかけています。今年も繁殖期の前の小鳥の巣箱掃除を行いました。

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巣箱に入るのは小鳥ばかりではありません。これはキイロスズメバチでしょうか。立派なハチの巣ができていました。繁殖期に一度どんな鳥が入っているのか巣箱をのぞかせてもらうのですが、これはぶんぶん音がしていたので開けなかった巣箱です。開けていたら大変なことになっていたところでした。

 

 

 

 

 

 

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この巣箱は鳥が利用していたようですが1種類だけではないようです。一番最初は木の皮が重ねられていたのでゴジュウカラが使ったようです。そしてそのあと、苔を使った巣が重ねられていたのでほかのシジュウカラなどのカラ類が入ったようですね。そして、広げられた巣穴。これはアオゲラというキツツキの仕業だと思われます。繁殖期以外に人家の木の壁にも穴をあける鳥ですが、なぜこんなことをするのかは不明です・・人にとっては迷惑なイタズラですが、理由を知っている方がいたらご一報ください。そしてこの巣箱は作りなおしとなります。

 

 

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巣箱の中には忘れものもあります。小鳥の卵です。イースターの卵のように、下のほうに小さな穴があって中身はありませんでした。卵が巣に残っていることは珍しいので、なぜ残っているのか、想像すると興味深いです。

 

 

 

 

 

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巣箱をあけるとふたのところに小さなハチの巣が。巣箱の中からみると天井に下げられたランプのようですね。

 

 

 

 

 

 

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この巣箱は小鳥が巣として使っていたようで、巣材が入っていましたが、爬虫類の卵のようなものも入っていました。もしヘビの卵だったらなにか繁殖期にすごいドラマがありそうですね。

 

 

 

 

 

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この巣箱にも苔の巣材が入っていましたが、それをとると下にいたのはテントウムシでした。ふかふかの布団の下で越冬していたようです。まだ起きるには寒い季節ですね。

 

 

 

 

 

私は専門家ではないので、どんな生き物がどのように巣箱を使っていたのかというのは正確に判断はできませんが、落ち葉が敷き詰められていた巣箱など、小鳥の繁殖用に作った巣箱が鳥のほかにもネズミなどの哺乳類、ハチやテントウムシなどの昆虫、そして爬虫類など、すべての季節に何らかの生きものが入れ替わり立ち替わり利用している様子がうかがえました。ちなみにダニも毎年使っているようで、私の左腕は今回も6か所の虫刺さされを記録しました。
今年もどんな生きものが利用してくれるのか楽しみです。

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