【財団の活動】カヤバにて
調査研究
このところ夏がぶり返したような暑さが続いていますが、季節は確実に秋に近づいているようです。
アファンの森の一角にあるカヤバ(萱場)にはたくさんのススキが穂を広げていました。
この日(9月15日)、麻布大学の高槻研究室のメンバーがカヤバで調査を行っていました。
高槻研がアファンの森で行う調査にも様々な目的があり、それぞれに内容も異なります。
ここでは1m四方の広さのススキを刈り取り、そこに生えているススキ以外の背の低い植物の
種を特定し、それらのバイオマス量を計量するために採取したり・・・。
細かな作業を4人の学生(全員女子)と高槻先生とがテキパキと進めていきます。
カタバミ、メドハギ、ヨモギ、アオイスミレ、ゲンノショウコ、ナワシロイチゴ、ホソバヒカゲスゲ・・・
たった1m四方の場所から、あっという間に10種以上の植物が数えられました。
知らない人には一見地味で大変そうな作業に見えますが、
実はとても楽しく、発見に満ち溢れいるのデス。
ただし、興味とモノの見方一つでツマラナイものになってしまうのですが・・・。
カヤバの外に出ると、枯れたタラノキの幹にとまったヤブキリがじろりとこちらを見ていました。
「そんなところで油売ってないで事務所に帰って仕事しろっ!」
たぶん、そんなことは言ってなかったと思いますが・・・。
「スミマセン タノシカッタモノデ ツイ ・・」
(黒姫事務局 堤)