【財団の活動】雪の中のクモさがし

調査研究

 

昨日からクモ調査に来ている新井さんと二人で南エリアに行ってみました。

通常は秋に成熟する種類のクモが、今年はどうもその時期が遅れているようなので、わざわざ

スケジュールをずらしてきたのですがこんな雪模様になってしまいました。

 

 

    【雪景色の南エリア】

111208_minamieria.JPGここは50年以上放置された森で、昨年まで動植物の

調査を行い、今年から整備を始めたところです。

ヤブを刈り払い来年植樹するところには目印の棒を立

てています。

 

 

 

 

 

 

       【クモさがし】

111208_kumochousa.JPG

クモの調査は、落ち葉の下や枯れ木の樹皮の裏側、

小川の流れにある石を裏がえしてみたりと、植物や

鳥の調査とはあきらかに手法が違います。

宝さがしのようでもあり、なかなか楽しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

枯れ木の裏側に白い繭のようなクモの住居がありました。

新井さんがその白い住居を手でそっと破ると、すばしっこい小さなクモが出てきました。

 

    【ネコハエトリ】



111208_nekohaetori.JPGジャンプ力があり、1とびで体長の数十倍も移動します。

「ネコハエトリ」というハエトリグモの一種だそうです。

ハエトリグモは大好きなクモの一つで、こどもの頃にハエを捕まえ

る瞬間が見たくて畳の上に這いつくばってじっとその時を待って

いた事を思い出しました。

ロボットのような機械的な動きと、ジャンプ力、そしてつぶらな瞳が

とてもカワイラシイのです。

冬籠りしていたところを起こしてしまってごめんなさい。

 

 

 

 雪の中のクモさがしもなかなか楽しいものでした。

 

 

(黒姫事務局 堤)


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