『いきものしらべ』 その7 麻布大学・野生動物学研究室より
調査研究麻布大学の学生たちが新しいシーズンの調査に入りました。
アファンの森にはテンナンショウがあります。
名前は確認中ですが、マムシグサの仲間であることはまちがいありません。
この植物はおもしろい性質をもっていて、性転換をします。
若いときはオスである大きさになるとメスに「変身」するのです。
また受粉は昆虫に頼っていますが、そのための工夫もあります。
そういうことを実験的に確かめようと、虫が受粉できないように寒冷紗で被う実験をしています。
しばらくお目障りですが、ご容赦下さい。
5月20日に「袋かけ」の作業をしましたが、春の花がたくさん咲いていました。
今日はそれらのうち、あまり目につかない小さな白い花をとりあげました。
(高槻記)
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麻布大学 野生動物学研究室の皆さん
高槻成紀先生が担当されている研究室で、いくつかのご縁が重なり2009年の6月からアファンの森での生き物の調査にご協力いただいています。
2010年3月には麻布大学とアファンの森財団が「学術交流協定」を締結し、一層の協力を進めることになりました。「森林管理が生き物のつながり(リンク)に与える影響を科学的に実証する」を全体のテーマとして、毎年学生が調査研究フィールドとして活動しています。