【財団の活動】ニホンジカ写る
調査研究麻布大学 野生動物学研究室ではアファンの森の色々なポイントに自動撮影装置を設置し、森にやってくる生きものを撮影しています。
その中の一つにニホンジカが写っていたと高槻先生から写真をいただきました。
野生生物は夜中に姿を見せる事が多いので、自然と撮影されるものも夜が多いのですが、この写真は午後3時ぐらいだそうです。
ここまできれいに写っていると色々な情報が写真から読み取れます。
特に注目するのは頭部。
短い毛に覆われた袋角が15cm程伸びているのがわかります。
ニホンジカのメスには角は有りませんから、写っているシカは立派なオスであるとわかります。
各地でシカの増えすぎによる被害が出ていますが、アファンの森ではまだ目立った被害はありません。
しかし、十数年前はこの辺りでニホンジカは見なかったとも聞いています。
分布が広がっている事は間違いないようです。
(黒姫事務局 大澤)
ツイート