【財団の活動】巣箱の中には・・・

調査研究

アファンの森ではまだ、ウロが出来るような太い木がありませんので、巣箱をかけ、鳥の繁殖の手助けを行っています。

主に、シジュウカラやゴジュウカラ、ヤマガラなどの小鳥が利用する巣箱をかけています。

121108_巣箱調査の様子.JPG今日はその巣箱の利用状況を調べました。

 

鳥の種類によって集めてくる巣材は違います。

コケを集めて作るもの、獣毛を集めてくるものと様々。その中には、寝ている犬から毛を引っこ抜いてくる強者もいるとか。

ん~、抜かれる方はたまったもんじゃないですね。

そうして、巣材からどんな鳥が営巣したのかを読み解いていくのですが、、、

121108_subakochousa2.JPG

 

 

鳥じゃない場合もあります。。。 ドングリを運び入れたのはおそらくネズミ。

小鳥の為にと思った巣箱も色々な生きものが利用するんですね。

 

巣箱の一つに雛の死骸が残っていました。

何者かに襲われたのでしょうか?

親鳥は雛を襲われないようにと必死で守っていますが、それでも叶わず残念な結果になってしまう事もあるわけです。

121108_背中で語る.JPG人知れず生存競争が繰り広げられているんだとしみじみ感じたシーンでした。

 

こんな感じで巣箱の利用状況を調べています。

どういう鳥がどの程度繁殖しているかわかる事によって、今の森の状態を把握して、今後の森づくりに活かしていけるのです。

 

(黒姫事務局 大澤)

 【調査者は背なかで語る】

 







カテゴリー
月別アーカイブ
サイト内検索
タグ