昨年末より”100年後のアファンの森”アニメ映像制作プロジェクトを立ち上げ、ショートアニメ映画「未来からやってきた森」の制作を開始しました。
先行してアファンの森の会員のみなさまに、ご協賛のお願いを申し上げたところ、たくさんの方から協賛のお申し出をいただきました。
改めまして、心より厚く御礼を申し上げます。
制作開始から半年が過ぎ、完成までの目途も付いてまいりました。現在のアニメ映画制作の進捗状況をご報告いたします。
このアニメを制作する株式会社アールケイは、これまで数多くのアニメ作品を世に送り出してきました。特に緻密で美しい背景画に定評のある会社です。
8月3日にはこのアニメ映画の絵コンテを担当する堀内良平氏がアニメ制作プロデューサーの高橋宏一氏とともにアファンの森へ視察に訪れました。
お二人とも作画の目線で熱心に森を観察しておられました。
アニメ映画「未来からやってきた森」のテーマはC.W.ニコルの森つくりへの軌跡とアファンの森の再生ですが、最も重要なことは、100年後の森の姿とその成長過程をアニメで表現するということです。
それにはできる限り自然科学に則った森の変化を想像、検証する必要があります。
その為に私達は「100年の森の成長会議」を立ち上げ、定期的に議論することをしています。
第一回は4月19日に行われました。
会議には財団の職員とアニメ制作プロデューサーの高橋宏一氏が参加し、ニコルが手を掛けた約40年前からの森の変化について話し合いをしました。
そして、8月18日に第2回の会議が開かれました。
出席者は財団の職員以外に、下記の方が出席しました。
財団の元評議員であり、元麻布大学教授の生物学者、高槻成紀氏
長野県林業総合センターの育林部長、小山泰弘氏
財団の副理事長であり元林野庁職員の大槻幸一郎氏
アニメ制作プロデューサーの高橋宏一氏
生態系や森林の専門家による会議では、このアニメ映画の100年間の森の成長について活発に意見が交わされていました。
また同時に、ニコルが遺したアファンの森をこれからどのような姿へと導くのか、その管理はどのようにするべきか等、話は途切れることがありませんでした。
作品は来年3月末の完成を目途に制作をスタートいたしました。
また、進捗状況をご報告いたします。
今後とも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
また映像クオリティをより充実させるために3Dなど特別な手法を加えたり、オリジナルの音楽作曲などの費用をご協賛下さる方を引き続き募集しております。
ご案内は下記です。
協賛 ”100年後のアファンの森”アニメ映像制作プロジェクト『未来からやってきた森』
こちらも、よろしくお願い申し上げます。