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アファンの森は今


②心の再生

アファンの森財団では、これまで子どもの心に寄り添う活動「5センス」プロジェクトとして、児童養護施設の子ども達や東日本大震災の被害に遭われたご家族をアファンの森に招いてきました。そして、今年度新たに、公益財団法人イオンワンパーセントクラブ様と共に新たに東日本大震災に伴う原発事故を経験した福島県の子どもたちの心のケアを目的とした活動「福島キッズ森もりプロジェクト」をスタートさせました。
震災以降、原発の影響により外遊びを制限され自然と触れ合う時間が減ってしまったり、引っ越しを余儀なくされ環境が大きく変わってしまい、精神的な不安やストレスを感じている子が増えていると感じます。アファンの森も含め、森林セラピーの先進地でもあります信濃町を中心に、豊かな自然とふれあいながら心身を解放し、心のケアを行ってまいります。

このプロジェクトでは、本年より3年間で約1,000人の福島県の子どもたちを招待する予定です。

その第1回目として、5月6日(金)~8日(土)の3日間で、福島県いわき市の子ども達39名を招待しました。今回はアファンの森とその周辺にある野尻湖畔や戸隠の森を訪れ、それぞれの自然の魅力を身体全部を使って体験してもらいました。

子どもたちは福島県を6日夕方に出発し、夜に長野に到着。明けて7日の朝から、活動がスタートしました。1日目はアファンの森と野尻湖畔、2日目は巨木の森、戸隠で過ごしました。

6日の夜遅くに到着したにもかかわらず、翌朝は早くから子どもたちは起き、これから始まる活動に興奮ぎみでした。
アファンの森は、30年かけて整備された命溢れる豊かな森です。過去にどんな経験をしてきた子どもたちであっても、全てを受け入れてくれるのが森という存在です。様々な動植物の命を身近に感じながら、森でゆっくりしたり、活動的に動いたり、今回参加してくれた子たちはどちらかといえば活動的な子が多かったようです。森のブランコ、木登り、ハンモックなど、森で思い思いに過ごしました。

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野尻湖はナウマンゾウの化石が出土した太古の昔を感じられる湖。
湖はアファンの森の中にはない環境です。湖畔をのんびり歩きながら、いい匂いのする木、鳴き声を追って鳥を観察したり、湖の浅瀬で水遊びしたり、ノコギリで木を切ってみたりと、様々な体験をしました。

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夜はみんなでお絵かき、アートセラピーです。絵を描くと、その絵には自分の内面が現れてきます。それをみんなの前で発表、表現することで自分の気持ちに整理がついたり、自分の事を聞いてもらえた、反応してもらえた、という事を体験することで自信につながったりします。短い時間ですが、自分自身の気持ちに変化がでてくる、今の子どもたちにとって大切な時間になります。

樹齢100年を超える巨木が立ち並ぶ戸隠の森もアファンの森にはない環境です。
アファンの森では見られない大きな木に触れたり、戸隠山からの雪融け水の冷たさを感じたり、樹齢400年を超える杉並木に圧倒されたり。雪融け水流れる小川に手を入れると気持ちいいですが、冷たすぎてずっとは浸けてはいられません。直にその冷たさを感じる事で今を生きていることを感じられたのではないでしょうか?

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東日本大震災から5年が経つ今も、その影響を受ける子どもたちがいます。放射線の影響から外で遊んではいけない、小川には入ってはいけないと制限を受けている子ども達が、長野県信濃町に来て、やっと外で思いっきり遊んで、やりたいことができる。実質1日半の短い活動時間でしたが、子どもたちからはたくさんの笑顔が見られました。心と身体の開放ができ、日頃のストレスが和らいだと思います。

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(黒姫事務局 大澤)

5月6日、地元長野県内の養護学校に通う小中学生3人とそのご家族を招いてアファン“5センス”プロジェクトを実施しました。障害を持つがゆえに、行動が制限されてしまう子どもたちに、森の中で普段は感じられないたくさんの刺激を感じてもらい、成長していただきたいと思っています。

招いたのは、一昨年、昨年と参加してくれたリピーターのご家族たちです。複数回目の参加という事もありそれぞれが森での楽しみ方を知っており、三者三様の過ごし方をしていました。じっと座って木の枝の感触を確かめたり、とにかく興味がある事を見つけて森中を動き回ったり、ハンモックやブランコで揺られたり、楽しい事だけでなく苦手な虫に少し近付いたりと、五感をすべて使い全身で春のアファンの森を味わっていました。

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味わうといえば、この時期は山菜シーズン。子ども達をスタッフに任せた親御さんたちは子どもの事を忘れて山菜採りに夢中になり、沢山の山菜をとってくれました。もちろん採った山菜はお昼ごはんに。みんなで合流して天ぷらをおかずにご飯を食べました。

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午後からは親御さんたちは、森の中でのんびりお昼寝。日頃のストレスを発散させて体と心に癒しのひとときを提供しました。親御さんからは、「あっという間だったけど、とてもリフレッシュできた。」「次の機会もまた参加したい」と、うれしい言葉をいただきました。

われわれスタッフも、回を増す毎に子ども達の成長を見ることができて、続けることの大切さをとても感じています。これだけたくさんの活動ができるのも、豊かなアファンの森が持つ力だと感じており、豊かな森の可能性を引き出してくれているこの取り組みを続けて参りたいと思っておりますので、引き続き皆様のあたたかなご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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この活動はコスモ石油エコカード基金の助成を受けて実施しています。







東日本大震災の復興支援の一環として、被災地の方々をアファンの森に招く活動も今年で4年目を迎えました。

今回は東松島の小学生とそのご家族をお招きし、5センスプロジェクトを実施しました。

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東松島からバスに揺られて到着した黒姫は30℃を超える真夏日。

まずはアファンの森の空気を肺いっぱい取り込んでアファンの森で過ごす3日間が始まりました。


初日は森に慣れる日。
アファンの森ってどんなところなんだろうと、イメージを膨らませ森の中でできる楽しいことを見つけながら、夜まで森の中で過ごしました。森で夕食をとりながら、あたりが夕闇に包まれる雰囲気を楽しみした。

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そしてこの日は新月。いつもより暗い森にホタルが舞って、より一層きれいに感じました。

2日目は森と川で過ごすアクティブな日。
アファンの森は28年整備を続けた結果、今のように安心して子ども達を招いて活動できるまでになりました。そこで、子ども達にも整備作業をお手伝いしてもらいました。1人1人出来ることを少しずつやるだけでも大きな力になります。30分足らずの作業で森はきれいになりました。

東松島の森も同じように整備を続けていくことで、アファンの森のようななることを子ども達にも感じてもらえたと思います。

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5センスプロジェクト9月の様子です。

 

9月、朝晩の温が低くなり、秋の装いが出てきたアファンの森に8月に続き小学生、中学生がやってきました。

今回、入口で待っていたのは久しぶりの松木のじっちゃんでした。

絵を描いてグループ分けをしたら、さっそく森へ。

女の子が多い参加だったので、4グループの内女の子だけのグループが2つも。

大人チームは松木の案内。 久しぶりでもいつもの松木節は健在。大いに盛り上がってる様子でした。

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天気も上々。

森の中では木のぼり、工作、ブランコ、ハンモックと実に楽しそう。

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震災復興プロジェクトの一環として、被災地の方々を森に招く活動を続けています。

この8月、9月と東松島市の小学生、家族を招待してアファンの森で「5センスプロジェクト」を実施しました。

震災以降2年半がたち、復興が進む中、それぞれの取り巻く環境も日々変化しています。7月に実施した東松島でのキャンプの中で見えてきたこともあり、今後、東松島市の活動をどのように位置づけ、進めて行くか今後に繋げる8月、9月の活動となりました。

 

まずは8月の活動の様子をご紹介します。

 

東松島市からはるばるバスで移動する事6時間。毎度のことながら移動は大変ですが、バスから降りた子どもたちはみんな元気です。

131008_aug5sence_01.JPGニコルの握手がみんなを出迎えます。

森の中へと足を進めると、さっそく色々なものが目に付きます。秋に近付きつつある森には恵みがたくさん。

オープニングを済ませるとグループに分かれて森へ。森を知る1日目です。

 

 

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初日は日中の活動時間が少ない分、夜までたっぷりと過ごし、夕食は森の中でのすいとん。みんなでコネコネしながら仕上げを手伝ってもらいます。指先を使ってこね、色々な形を作れるすいとんは絵と一緒で表現する事につながりますし想像力も養われると思っています。

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そして夕食の後はナイトハイクへ。

実は一番盛り上がっていたのは大人グループだったのは秘密です。。。

ご報告が遅くなってしまいましたが、5月18日(土)、19日(日)の2日間、長野の子ども達をアファンの森にお招きしました。

18日(土)は、長野盲学校に通う小学生から高校生の子ども達
19日(日)は、長野養護学校に通う小学生の子ども達

共に日帰りで春を迎えたアファンの森を味わってもらいました。

130604_5sense1.JPG18日(土)空気が澄み、良く晴れた日でした。

参加者は長野盲学校から小学生の女の子1人と、高校生の男の子2人、松本盲学校から先生1人。
子ども達は3人とも昨年10月の活動に来てくれたリピーターです。


130604_5sense2.JPGのサムネール画像前回は何人かでまとまって森を散策しましたが、今回はパートナーと2人で、思い思いに森での時間を過ごします。


植物を触ったり、香ったり、味見をしてみたり、草笛を吹くコツをスタッフに教えてくれたり。

何度も来てくれている男の子は、スギの国有林を探検。

ブランコを押し合う子ども達からは、とびきりの笑顔がこぼれます。

先週の3/28~29に心の森プロジェクトを実施しました。

 

毎年、この時期に「雪の森」を共に楽しんでいますが、

今回は、初めて視覚障害のある子ども達が雪の森を味わっていただきました。

 

関東と関西、長野から14人と、3人の親御さんが参加くださいました。

 

アファンの森ソリ(撮影:ショウ)

雪のアファンの森で、パートナーと共に散策して春を見つけたり、ソリで盛り上がったり。

木登りや、森での夕食は皆慣れたものです。

ナイトハイクにも出かけました。

 

2日目は、戸隠神社の奥社参道の周りに広がる神の森にも出かけました。

 

みるみる雪が解けていたので、「雪がなくなってしまう」とヒヤヒヤしましたが、

冬から春に移り変わりつつあるアファンの森の雰囲気を味わい、

雪の時期にしか出会えない巨木にも接することができました。

急に気温が下がり、森も色づき始めた10月27日(土)、28日(日)に

心の森プロジェクトを実施しました。

 

今回は、私達が自由に参加者を募ることができたので、地元長野の子ども達をお迎えしました。

10/27(土)は長野養護学校に通う小学部の子ども達

10/28(日)は長野と松本の盲学校に通う小学生から高校生

と共に、それぞれ日帰りで秋のアファンの森を楽しみました。 

 

10/27 長野養護学校の子ども達と    10/28 長野、松本盲学校の子ども達と


27日(土)気持ち良く晴れたこの日、

長野養護学校から2人がお母さんと一緒にアファンの森に来てくれました。

(急きょご都合が悪くなったり、体調崩したり、でお二人でした)

バスで身支度を整えて、スタッフとペアになってアファンの森の中へ入ります。

9月15~17日の3連休は、宮城県東松島市の子供たちを招いて、アファン“心の森”プロジェクトが実施されました。

 

120927_kokoro1.JPGアファンの森に来てくれたのは小学校3~6年生の男女合わせて20名と引率の大人4名です。

東松島からバスで移動すること7時間。

「お昼が少なかったー」と若干不満げな表情とともにバスから降りてきました。

 

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出迎えたのはニコルの大きな手。

1人1人握手をして森へと入り、ニコルと共に大きな深呼吸。

大きく吸い込んで、大きく吐き出すを繰り返す事3回。それ以上やるとくらくらしてしまうのでしないでくださいね。

体の中は森の新鮮な空気に入れ替え完了。

すると、バスから降りた時と顔がちょっと変わっているような・・・すっきりしている?そんな印象でした。

 

森の入口からティピ-の裏へ移動して、みんなでお絵描きタイム。引率の大人も、スタッフの大人も全員で、子供と大人はペアになって描きます。

その絵を使って子供たち自身が選んでグループ分けを行い、そのグループが今日からの3日間を一緒に過ごす仲間です。

早速グループごとに森の遊びに出発!

初日は森で遊ぶ時間はちょっと短めなので、明日に備えてどんな遊びが出来るのか考えながら、遊びます。

夏休みもあと数日を残すのみとなった8月27日~29日の3日間、東京、埼玉の児童養護施設で暮らす小学2年生~6年生の19人を招待してアファン“心の森”プロジェクトが実施されました。

震災復興プロジェクトの関連で被災地の方をお招きする事が多かったのですが、今回は久しぶり学園の子供たちです。

今回の心の森の3日間は、アファンの森と近くの川でたっぷり遊びたおしました。

 

初日

新幹線とバスを乗りついでやってきた子供たち、丁度お昼でお腹も空いていますが、お昼の前に先ずは今の気持ちを絵に描いてもらいます。テーマは波と星。

他人の絵が気になりながら書き終わったところでお昼ご飯です。

地元の食材を使ったおばちゃん弁当でお腹を満たし、先程の気になる他の人の絵を見ながら4グループに分かれて遊びに出発しました。

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初日ということもあり、初めて合う友達と森との距離を探りながら・・・森探検、ブランコ、秘密基地づくりと遊んでいると、徐々にお互いの距離が近づいて行くのがわかります。

時間があいてしまいましたが、8月頭実施された「心の森」プロジェクトについてお知らせします。

 

7月末の「復興のためのダイアログinアファン」に続けて、8月1日~3日の3日間、東松島市の小学生を招いてアファン”心の森”プロジェクトを実施しました。

今回招いたのは小学3年生~6年生の子供22名と大人3名。

 

宮城県東松島市という遠方から長い時間をかけてやって来ていますが、バスから降りる子供たちはみんな元気です。

暑い日差しの中バスから降りると、予想以上の暑さに一瞬顔が引きつっていましたが森に入ると日影と通り抜ける風に涼しさを感じ、自然と顔がゆるんでいました。

120801_心の森ニコルと握手.JPG入口ではニコルが皆を出迎え、1人1人握手をして森の中へと入っていきます。

東松島市での出前授業でニコルに逢っている子供たちは数か月ぶりの再会です。

 

 

 

1日目

120801_心の森深呼吸.JPGまずは深呼吸でアファンの森の空気を体いっぱいに吸い込んで、体内の空気を入れ替えたらアファンの森で活動する準備の完了です。

総勢22名の子供たちは4つのグループに分かれてこれからの3日間を過ごします。

各々グループで何をやりたいか作戦会議です。
聞かれた声は・・・

「いろんな昆虫をみたい」「色々な植物を見たい」「虫をとりたい」「木登り」「沢で遊びたい」と次々にやりたい事がでてきます。

この3日間で全て経験できるのでしょうか?

6月2日(日)は、アファン"心の森"プロジェクトを協働している日本アムウェイ合同会社のディストリビューター親子を招いての日帰りの“心の森”を行いました。

 

当日の様子について、スタッフとして関わってくれた丹野かよ子さん(フォレストネーム:たんちゃん)が書いてくれました。子ども達の様子を中心にご紹介いたします。

 

(黒姫事務局 河西)

 

~~~~~

アファンの森の入り口さあ、森で遊ぶ一日の始まりです。当日は少し涼しいですが気持ちのいい晴れた日!

「おはようございます!」全国からやってきた参加者の皆さん、明るい森の入り口で集合です。ほとんどの皆さんが初対面で子供たちは少し緊張気味な面持ちです。今日は大人、子供分かれて森へ繰り出します。

みんなで輪を作り自己紹介と大きなニコル流深呼吸をしたら、いよいよ森遊びへ出発です。
森のことをたくさん知っているガキ大将二人と一緒に子供たちは歩きます。

 

まず見つけたのは積んであるシイタケのほだ木です。
「見つけられるかな。今日のお昼のおかずにしよう。」
「どこにあるの?」
「あった!」
「固いのもある、難しいなぁ。」
「とれた!やったぁ。」
みんなの戦利品は大人気なおいしいお昼のおかずになったのでした。 

小中学校が春休みの3月28日(水)から30日(金)に、震災復興プロジェクトの一環として、

アファン“心の森”プロジェクトを実施しました。

 

今回参加してくれたのは、飯館村や福島市周辺、会津地方の

福島県の子ども達です。

下は小学1年生、上は中学3年生の13人が、付き添いなく子ども達だけで来てくれました。

 

ご存知の通り、飯館村は計画的避難地域で村外で暮らさざるを得ない状況ですし

他の地域も見えない相手と先の見えない状況の中暮らしています。

(福島県に限ったことではありませんが。)

学校、遊び場所、友達などいろいろなシーンで制約を受け続けていたり…

いやおうなしに決断を迫られている大人を見ていたり…

 

心と体の全部をのびのびと使って開放してもらいたい(写真:管洋介)そんな状況にある子どもたちに、

自分の心と体の全部をのびのびと使って

開放してもらいたい、

本来の自分らしさを手にしてほしい、

という思いで共にすごす時間を楽しみました。

 

2月17日(金)~19日(日)、震災復興プロジェクトの一環として、

“心の森”プロジェクトが行われました。

 

今回は初めて2月のアファンの森で行われ、また、夜中着の2泊3日、下は小学1年生と低年齢層、と初めての試みが多くなされました。

招いたのは宮城県の塩釜市、松島町、東松島市の子供たち21人と付き添いの大人5人です。

地域のそろばん教室に通う子供たちとその先生方でした。

真冬の寒い3日間、雪の積もったアファンの森でスタッフと共に楽しんでいただきました。

 

1日目

バスが宿に到着したのは、夜中の12時。

途中、大雪のため1時間以上遅れての到着でした。

 

寝てしまっている子もいるだろうという、スタッフの心配もよそに子供たちは元気にバスから降りてきました。

自分の身長よりも高く積まれた雪、見たこともない大きな除雪車、雪が少ない太平洋側の子供たちには珍しいことばかり。

移動の長旅で疲れているにもかかわらず、これからの事に気持ちが高ぶっていたのか、なかなか寝付けない子もいました。

 

 

SANY5434.JPG2日目

朝は起きないかもしれないな、と心配もしましたが、またしても裏切られ、スムーズに朝食でした。

朝食を食べ終われば、さっそくアファンの森へと出発です。

 

アファンの森の入口で、松木に迎えられ握手をして森の中へ入ります。

前日から降り続いている雪でアファンの森の積雪は子供の膝まで埋まるほどに。雪を感じるにはうってつけでした。

子供たちは「森のガキ大将」と共に森遊び、大人たちは松木の案内で雪の森の散策を楽しみました。

復興心の森8月 森の集合場所

初のアファン震災復興支援プロジェクトの心の森として、

8月10日~12日に宮城県東松島市のご家族をアファンの森にご招待しました。

 

はるばるいらして下さったご家族は大人と子供を合わせて27名。

森の入口でニコルと松木が出迎え、早速森の中へ入って頂きました。

 

「お疲れ様です。少しでもゆっくり森での時間を楽しんでください。」

 

そんな思いで、皆さんの中に入っていきました。

 

 

復興心の森8月 なわ遊び

はじめのごあいさつでは、皆さんの表情はまだかたく、想いや感じ方もそれぞれだったのだと思います。

期待か、緊張か、おぼつかない皆さんとスタッフを、森が繋いでくれているようでした。

 

森での時間を過ごすうちに表情は変わり、いつのまにか笑い声やはしゃぎ声であふれていました。

 

 

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最初はおとなしかった子供たちも、川遊びや森のブランコに、

「もっと向こうまでいきたい」「もっと高く」

と、目をきらきらさせて挑戦していました。

 

スタッフがヘトヘトになってしまうほど、朝から晩まで休むことなく森遊びです。

 

 

 

 

 

 

10月10日~12日に実施した「復興のための森の再生プロジェクト」。

その3日間の様子について、スタッフとして関わってくれた須藤史さん(フォレストネーム:クロ)が書いてくれた記事がありますのでご紹介します。 

 

* まだ、写真が上がってきておりませんのでテキストだけですが、アファンの森をご存知の方は森の様子を思い浮かべながらお読みください。

 

(黒姫事務局 河西)

 

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体育祭日和ならぬ、森で遊ぶ日和の最高の秋晴れだった10月10日~12日の三日間、

被災地の一つである宮城県仙台市から親子7組17人と子供12人が招待され、「復興の為の森の再生プロジェクト」がアファンの森で行われました。

 

 

初日、仙台市から長時間のバス移動で到着したアファンの森。

秋の香りを纏った風とあたたかい木漏れ日の中で、ニコルさん松木さんに迎えられ、森に入りました。

もしかしたら森で遊ぶ事を子ども達以上に楽しみにしているスタッフとともに、アファンの森の中で絵を描いて、その絵を利用してグループ分けをして、大人と子供別々に森の遊び第一弾開始!

まずは森のガキ大将たちについていきながら、それぞれのグループでアファンの森を味わいました。

 

すでに友達同士の子もいたけど、まだまだ子供も大人もぎこちない感じ。

でもこの短い時間で皆が共通に思った事は「明日が楽しみ!」でした。

 

「アファンの森 震災復興プロジェクト」として、被災地の子どもたちとご家族をアファンの森にお招きして心を癒していただこうと、この8月、9月と活動してきました。

 

今回の10月は、仙台市の小学生とご家族をお招きして、心を癒していただくのと同時に、

再生された豊かな森の可能性を感じてもらい、地元の森の将来像を描くきっかけにしてほしい、

という思いを込めて「復興のための森の再生プロジェクト」と名付け、実施しました。

 

参加者募集案内のチラシはこちら →  111010-12.pdf

今回も調整、準備の段階から多くの方々に大変お世話になり、チラシにもある通りさまざまな団体と連携して実施することができました。

 

ニコル、松木で参加者を出迎え、

森の中で絵を描き、その絵を利用してグループ分け。

親子は離れて別々に森を感じ楽しみ、

アファンの森で出会った人たちと心を通わせた3日間でした。

「震災復興プロジェクト」として、これまで行ってきた「アファン“心の森”プロジェクト」を応用し、被災地の親子を招いて、アファンの森の中で癒していただく活動を行いました。

8月、9月は宮城県東松島市の親子を、10月は宮城県仙台市の親子を招いて、2泊3日をスタッフと共に楽しんでいただきました。

 

体全部で森遊びをしたり、アートセラピーやみんなでの夕食作り、ツリークライミングを通して、

・発散してスッキリする

・今の状況を冷静にみる

・自分の思いに気づく

など、参加いただいた皆様が前進するためのサポートをアファンの森の力を借りてさせていただきました。

 

改めて活動の様子はお知らせいたします。

(報告が遅くなっており、申し訳ありません)

 

ここでは先に、9月の活動の様子を取材いただきましたのでご紹介いたします。

9月の活動の際、NHK首都圏ネットワークの方々が取材しニュースで取り上げていただきました。

こちらをご覧ください。 ⇒ NHKエコチャンネル「森で癒す 被災地の子どもたち」

 

(黒姫事務局 河西)

 

少し時間がたってしまいましたが、心の森の活動の様子をお知らせします。

 

9月18日から20日の3連休で、アファン"心の森"プロジェクトが行われました。

今回も8月に続き、ロッジしらかばで宿泊をして、「大家族のちょっと遅い夏休み」という雰囲気でした。

3日目にアファンの森からお別れする時には、これまでにないほど涙々のお別れになりました。

 

やって来てくれたのは東京と千葉の4つの児童養護施設で暮らす、小4~小6の20人。

各学園の職員と共に遠路を参加してくれました。

 

 

初日

長野駅から信越線に乗り換えて黒姫駅までやってきた皆さんは、バスに揺られてアファンの森に到着します。

事前訪問で、数人のスタッフとは会っていますが、森で迎えるスタッフと参加者はほとんどが初対面。朝早く学園を出ているので、眠さや、空腹、疲れ、緊張、さまざまな気持ちを持ちながら、森に入場します。

 

オリエンテーションや絵を描いて、アファンの森でお弁当。地元のおばちゃんが作ってくれたおいしいお弁当です。

その後、この3日間のポイントの一つである「グループ分け」です。

お弁当前に描いた絵を使って参加者が「選ぶ」「選ばれる」時間です。

 

自分が選ぶ、ということは大事なことだと考えています。

「未来の人生は、今のあなたの選択で決まる」などとも言われていますね。

 

8月4日から6日の2泊3日で、アファン"心の森"プロジェクトが行われました。

夏らしい暑い3日間、アファンの森ロッジしらかばに包まれて「大家族の夏休み」を過ごしました。

 

やって来てくれたのは東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木の6つの児童養護施設で暮らす、小4~小6の20人。各学園の職員と共に遠路を参加してくれました。

 

初日

長野新幹線から信越線に乗り換えて黒姫駅に到着した20人は、バスでアファンの森にやってきました。少しの疲れ、不安、楽しみ、興奮、いろいろな感情がうかがえる子どもたちの表情。

そんな子供たちはアファンの森の入口で松木の大きな手と握手をして森の中へ入ります。

太陽がとても暑く感じる日、森の中は涼しく感じます。

 

地元のおばちゃんが作ってくれたお弁当オリエンテーションや絵を描く時間をとって昼食です。

スタッフの顔色をうかがう人、緊張している人、さっそく生き物を見つけて森となじみ始めている人、そんな中「知らない人とペアを組んで絵を描く」というプログラムは、ある人にとっては少ししんどいかもしれません。森で初めて会った人と関わることから始まります。

地元のおばちゃんが作ってくれたおいしいお弁当をたいらげ、この絵を遣ってグループ分けです。

参加者同士で選び選ばれる時間もまた他人事ではいられない時間です。

 

過去の記事